「広島支部の活動に寄せて」
―祝!第65回夏季講習会の開催―
石井 亨
(全日本リトミック音楽教育研究会会長)
坂本真理子
(全日本リトミック音楽教育研究会常任理事)
全日本リトミック音楽教育研究会広島支部の皆様へ
コロナ蔓延防止条例に従い2年間のブランクを経て2022年7月25日支部会員の皆さんや運営スタッフ、また柿本先生、緒方先生のお力により40名ほどの参加者を迎へ開催されました。
音楽は楽しくまた、想像的に育成されなければなりません。
「音楽」の音は耳から聞こえるもの、また楽は遊ぶ、踊るという意味がある言葉です。
ですから特に幼児にとっては楽しいもの想像的でなければなりません。
音楽にはいろいろなエネルギーが存在し、それを理解するには身体で表現することが重要で、それにより音楽が楽しくなり、想像力豊かで良いリズムを持った人間が育つでしょう。という話や、音楽に関わるリズムのパターンの体での理解から脳での理解に進むプロセスを体験しました。
音をただ真似して歌ったり叩いただけでは音楽を楽しんだことにはなりません。自らが音を楽しむ事、そして何を想像しエネルギーを伝えるか。このことが大切なのです。これがリトミックであり、音楽なのです。
今回、私の拙い話と音楽でリトミックは耳から聞いた音をどのように料理するかが問題だと認識することが出来た方が居られましたら幸いです。
2022年8月
全日本リトミック音楽教育研究会
会長 石井 亨
3年ぶりの広島支部夏季講習会を終えて
毎年、広島支部では、支部長柿本因子先生のご指導の下、多くの受講生の方々が参加され、熱のこもった夏季講習会を続けてこられました。2019年夏、私は茨城県つくば市での講習会を済ませ、広島に直行、翌日の夏季講習会では、受講生のみなさんと良い汗を流し、たくさんの笑顔をお土産に帰路についたことを思い出します。
それから3年、コロナウィルス感染症のパンデミックで、かつて経験したことのない危機に世界中が直面しました。当然のことながら、リトミック音楽教育を実践する上にも、様々な困難な状況があり、講習会を開く難しさを実感したものです。
そして、その間、私たちは、《with コロナ時代》を受け入れ、状況に即して感染症対策をしながら、生活や活動を進めていくライフスタイルを学びました。今夏、まだ若干不安も残る中、夏季講習会として活動のスタートを切る広島支部を、本研究会をけん引するトップランナーとして誇りに思います。最後に、お世話になりました広島支部の先生方に、心よりお礼と感謝を申し上げます。
2022年8月
全日本リトミック音楽教育研究会
常任理事 坂本真理子
夏季講習会のスナップ(2022年7月25日)