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生活Ⅱ

(教科教育系科目 2年前期)

​   担当:上之園公子

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 子ども発達教育学科では小学校教員を目指す学生と,保育者を目指す学生が一緒に学びながら,子どもの学びとはどのようなものなのかを共有し,将来連携できることを目指しています。その1つが,生活科の内容についての授業「生活Ⅰ・Ⅱ」です。

 生活科は,子ども達が,よりよい生活に向けて自分の願いや思いを実現していく学習です。幼児期の学びを受け,小学校中学年・高学年以降への意欲的な学びへの素地となっていきます。大学1年次前期に「生活Ⅰ」の授業を全員が受講し,生活科教育の基礎的な理解とともに,幼稚園・保育所と小学校のつながりの学習もスタートします。

 大学2年次前期「生活Ⅱ」では,生活科の内容について,より専門的な理論や新しい実践を学びます。授業では,専門家や実践者の方にも協力して頂き,より深く実践的な学びを進めていきます。例えば,子どもの安全に関する内容は,児童が教室内で知識を学ぶだけでなく,実際の活動の中で体験しながら自分の安全について理解していくことが重要です。「生活Ⅱ」では,広島県と広島県警の方々の協力の下で,児童の犯罪被害防止の理論と指導法の実際を学びます。犯罪の起こりやすい場所の理論とフィールドワークによる調査,地域安全マップの作成の模擬授業までの本格的な学習です。この学びは,その後の小学校生活科の目標に沿った確かな授業づくりにつながります。

 学生達の中には,「生活Ⅱ」の終了も,広島県の大学生ボランティアとして,県内の小学校で安全教育の出前授業を続けている学生もいます。さらには,小学校教員となって,赴任先の学校の安全教育担当として活躍している卒業生達もいます。

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