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子どもの発達と教育相談

(教育学・心理学系科目 3年前期)

​   担当:田崎慎治

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 子ども達は日常の大部分を学校で過ごすことになります。そんな学校生活において,勉強のこと,友達関係のこと,他にも様々な問題や悩みを抱えている子どもがたくさんいます。学校教育において,授業で知識や技術を子ども達に伝えることが教師の仕事であることはいうまでもありませんが,このような子ども達の問題解決のサポート,さらには子どもの人格的な発達を援助することも教師の重要な役割の1つです。このような子ども達ひとりひとりの様々な問題について支援・援助を行っていくのが教育相談です。

 効果的な教育相談を行うためには,幼児・児童生徒一人一人の,生まれてから現在までの発達の状況を把握することが前提となります。また,子どもの問題や悩みを的確に把握し,援助していくためには子どもとの関係づくりが何よりも大切です。この授業では,そんな効果的な教育相談を行なっていくために必要な子どもの発達に関する知識や,カウンセリングに関する理論・スキルなどを学んでいきます。

 また,教育相談はクラス担任など,一人の教師が単独で行なっていくものではありません。同じ学年の担任集団や学年主任,生徒指導主事や教頭と,学校全体で,またスクールカウンセラーなど外部の専門的知識を持つ人材ともチームを組んで組織として行なっていきます。組織として動くためには連携が欠かせません。また,子どもの問題解決にはその保護者の理解と協力がなくてはなかなかうまくいくことはありません。このような外部人材を含めた多くの人との連携についても学んでいきます。

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